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共通鍵暗号と公開鍵暗号とは
きょうつうかぎあんごうとこうかいかぎあんごう
共通鍵暗号は暗号化と復号に同じ鍵を使う方式、公開鍵暗号は公開鍵で暗号化し対応する秘密鍵で復号する方式です。処理速度と鍵の管理に違いがあります。
2つの方式は、鍵を何本使うかで根本的に異なります。
| 共通鍵暗号 | 公開鍵暗号 | |
|---|---|---|
| 鍵 | 暗号化と復号に同じ鍵 | 公開鍵で暗号化、秘密鍵で復号 |
| 速度 | 速い | 遅い |
| 鍵の受け渡し | 相手に安全に渡す必要がある | 公開鍵は公開してよい |
| n人で通信する鍵の数 | n(n−1)/2 個 | 2n 個 |
共通鍵暗号の弱点は鍵の配送です。鍵そのものを安全に相手へ届ける手段がなければ使えませんし、通信相手が増えると必要な鍵の数が急増します。10人なら45本、100人なら4,950本です。
公開鍵暗号はこの問題を解きます。公開鍵は誰に見られても構わないので、配送の悩みがありません。ただし処理が遅いという弱点があります。
そこで実際の通信(TLSなど)では、公開鍵暗号で共通鍵を安全に受け渡し、その後の本文のやりとりは高速な共通鍵暗号で行うという組み合わせが使われます。両方の長所をとる設計です。
デジタル署名も公開鍵暗号の応用ですが、鍵の使い方が逆になります。送信者が秘密鍵で署名し、受信者が公開鍵で検証します。秘密鍵を持つ本人しか署名できないので、なりすましと改ざんを検出できます。
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