日商簿記3級/決算
精算表の作成の仕訳・計算問題と解説
難易度 3/5
問題
精算表において、決算整理後の各勘定を損益計算書欄と貸借対照表欄に書き移すとき、貸借対照表欄に記入される勘定はどれか。
- ア.売上
- イ.仕入
- ウ.支払家賃
- エ.繰越商品正解
解説
精算表では、決算整理後の各勘定を性質によって振り分けます。
| 欄 | 記入する勘定 |
|---|---|
| 損益計算書欄 | 収益・費用 |
| 貸借対照表欄 | 資産・負債・純資産 |
エが正解。繰越商品は期末に残っている商品を表す資産なので、貸借対照表欄に記入します。
アが誤り:売上は収益なので損益計算書欄です。
イが誤り:仕入は決算整理を経て売上原価を表す費用になるため、損益計算書欄です。「商品」という言葉に引かれて資産と考えてしまう誤りが多い箇所ですが、繰越商品(資産)と仕入(費用)は別の勘定です。
ウが誤り:支払家賃は費用なので損益計算書欄です。
精算表では、損益計算書欄の貸借差額(当期純利益)と、貸借対照表欄の貸借差額が必ず一致します。一致しなければどこかに誤りがあります。
この論点を、確信度つきで繰り返し演習できます。
間違えた論点は記録され、次に解くべき問題として戻ってきます。
同じ分野の問題
- 売上原価の算定期首商品棚卸高が120,000円、当期商品仕入高が800,000円、期末商品棚卸高が150,000円であるとき、当期の売上原価はいくらか。
- 貸倒引当金の設定決算にあたり、売掛金の期末残高600,000円に対して2%の貸倒れを見積もる。貸倒引当金の決算整理前の残高が4,000円あるとき、差額補充法による貸倒引当金繰入額はいくらか。
- 減価償却(定額法)当期首に取得した備品(取得原価800,000円、残存価額ゼロ、耐用年数8年)について、定額法により減価償却を行う。当期の減価償却費はいくらか。
- 未払費用・未収収益決算日において、当期に発生しているが支払期日が到来しておらず、まだ支払っていない家賃30,000円がある。この決算整理仕訳として正しいものはどれか。
- 前払費用・前受収益決算日は3月31日である。当期の12月1日に、向こう1年分の保険料 120,000円を現金で支払い、全額を支払保険料として処理していた。決算整理仕訳として正しいものはどれか。
- 貯蔵品への振替決算にあたり、購入時に租税公課として処理していた収入印紙のうち、未使用分 15,000円があることが判明した。決算整理仕訳として正しいものはどれか。
決算のほかの論点
決算整理の全体像・売上原価の算定・貸倒引当金の設定・減価償却(定額法)・前払費用・前受収益・未払費用・未収収益・貯蔵品への振替・現金過不足の整理・当座借越の振替・精算表の作成・財務諸表の作成・帳簿の締切
決算の演習へ