日商簿記3級/決算

決算整理の全体像の仕訳・計算問題と解説

難易度 2/5

問題

決算手続の流れに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 1.決算整理仕訳は、試算表を作成する前に行う。
  2. 2.財務諸表は、決算整理を行う前の残高に基づいて作成する。
  3. 3.決算整理事項には、売上取引の記帳漏れの修正が必ず含まれる。
  4. 4.決算の手続は、試算表の作成 → 決算整理 → 精算表の作成 → 財務諸表の作成 → 帳簿の締切、という順で進む。正解

解説

選択肢4が正解。決算はおおむね次の順で進みます。

順手続
1試算表の作成(期中の記帳を集計・検証)
2決算整理(期間損益を正しくする)
3精算表の作成
4財務諸表(損益計算書・貸借対照表)の作成
5帳簿の締切

1が誤り:試算表を作ってから決算整理に進みます。試算表は期中の記帳が貸借一致しているかを確かめる段階なので、整理より先です。

3が誤り:記帳漏れの修正は決算整理事項ではなく、必要に応じて行う訂正仕訳です。決算整理の主なものは次のとおりで、いずれも「期中の記録のままでは期間損益が正しく出ない」ものを直す作業です。

主な決算整理事項
売上原価の算定(仕入・繰越商品の振替)
貸倒引当金の設定
固定資産の減価償却
費用・収益の繰延べと見越し
現金過不足・当座借越の振替
貯蔵品への振替

2が誤り:財務諸表は決算整理後の残高に基づいて作成します。整理前の数値では、当期の費用と収益が正しく対応しません。

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