日商簿記3級/決算
帳簿の締切の仕訳・計算問題と解説
難易度 3/5
問題
帳簿の締切に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1.収益・費用の各勘定の残高は、損益勘定に振り替える。正解
- 2.資産・負債・純資産の各勘定の残高は、損益勘定に振り替える。
- 3.損益勘定で算定された当期純利益は、資本金勘定に振り替える。
- 4.収益・費用の各勘定の残高は、次期に繰り越す。
解説
選択肢1が正解。決算にあたり、収益と費用の各勘定の残高を損益勘定に集めます。ここで貸方(収益)と借方(費用)の差額として当期純利益が算定されます。
2が誤り:資産・負債・純資産の勘定は損益勘定には振り替えません。これらは次期繰越として締め切り、翌期に繰り越します。損益勘定に集めるのは収益と費用だけです。
| 勘定 | 決算での扱い |
|---|---|
| 収益・費用 | 損益勘定に振替(残高ゼロにする) |
| 資産・負債・純資産 | 次期繰越 |
収益・費用は「その期にいくら稼ぎ、いくら使ったか」を表すので、期が変われば一度ゼロに戻します。一方、資産や負債は期をまたいで存在し続けるので繰り越します。
3が誤り:株式会社では、損益勘定の当期純利益は繰越利益剰余金勘定に振り替えます。資本金ではありません。
(借)損益 ×× /(貸)繰越利益剰余金 ××
この繰越利益剰余金が、翌期の株主総会で配当や準備金の積立ての財源になります。
4が誤り:次期に繰り越すのは資産・負債・純資産のほうです。
この論点を、確信度つきで繰り返し演習できます。
間違えた論点は記録され、次に解くべき問題として戻ってきます。
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