行政書士/基礎法学・基礎知識
法の分類・法源の択一問題と解説
難易度 2/5・出典の種別: 基礎
問題
法の分類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1.一般法と特別法が競合する場合、一般法が特別法に優先して適用される。
- 2.任意法規とは、当事者の意思にかかわらず適用が排除できない規定をいう。
- 3.後法は前法を破るという原則は、同一形式の法令間で妥当する。正解
- 4.手続法とは、権利義務の発生・変更・消滅の要件を定める法をいう。
- 5.慣習法は、成文法が存在しない分野であっても、法源として認められることはない。
解説
法適用の原則は3つセットで覚えます。
- 上位法は下位法に優先する(憲法>法律>政令>省令)
- 特別法は一般法に優先する
- 後法は前法を破る(同一形式・同一効力の法令間で妥当)
選択肢3が正解。「後法は前法を破る」は、同じ形式・同じ効力を持つ法令どうしで働く原則です。法律と政令のように効力が異なる場合は、後法優先ではなく上位法優先が働きます。
1が誤り:特別法が一般法に優先します。逆です。
2が誤り:これは強行法規の説明です。任意法規は、当事者が異なる合意をすればその適用が排除される規定をいいます(民法の契約に関する規定の多くがこれにあたります)。
4が誤り:これは実体法の説明です。手続法は、権利義務を実現するための手続を定める法(民事訴訟法、刑事訴訟法、行政手続法など)をいいます。
5が誤り:慣習も法源となり得ます。法の適用に関する通則法3条は、公の秩序または善良の風俗に反しない慣習は、法令に規定がない事項に関するものであれば法律と同一の効力を有すると定めています。
この論点を、確信度つきで繰り返し演習できます。
間違えた論点は記録され、次に解くべき問題として戻ってきます。
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