簿記
減価償却とは
げんかしょうきゃく
建物や備品などの固定資産の取得原価を、使用できる期間にわたって費用として配分する手続のこと。買った年に全額を費用としないための処理です。
100万円の機械を買って10年使うとき、買った年だけに100万円の費用を計上すると、その年だけ利益が極端に落ち込み、翌年以降は機械がタダで使えることになってしまいます。実態を表しません。
そこで取得原価を使用期間にわたって配分します。費用と収益を対応させるための処理です。
3級で扱う定額法の計算式は次のとおりです。
1年分の減価償却費 =(取得原価 − 残存価額)÷ 耐用年数
期中に取得した場合は月割りで計算します。10月に取得して決算が3月なら、6か月分です。
記帳方法は2つあります。
| 方法 | 仕訳 |
|---|---|
| 間接法(3級で主に使う) | (借)減価償却費 /(貸)減価償却累計額 |
| 直接法 | (借)減価償却費 /(貸)建物など |
間接法では固定資産の金額を直接減らさず、減価償却累計額という別の勘定に積み上げます。こうすると取得原価がいくらで、これまでいくら償却したかが帳簿から分かります。
貸借対照表では、減価償却累計額は有形固定資産から控除する形で表示されます。負債ではありません。同じ考え方で貸倒引当金も、資産から控除する形で示されます。
この用語が出てくる問題
解説つきで無料で解けます。
- 日商簿記3級期中の取引固定資産の取得と売却
取得原価500,000円、減価償却累計額300,000円の備品を150,000円で売却し、代金は現金で受け取った。この取引で計上される売却損益として正しいものはどれか。
- 日商簿記3級決算減価償却(定額法)
当期首に取得した備品(取得原価800,000円、残存価額ゼロ、耐用年数8年)について、定額法により減価償却を行う。当期の減価償却費はいくらか。
- 日商簿記3級決算決算整理の全体像
決算手続の流れに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 日商簿記3級決算財務諸表の作成
財務諸表に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 日商簿記3級帳簿と伝票固定資産台帳
固定資産台帳に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
あわせて読みたい
この用語が問われる講座
簿記の用語
法令・税制・試験制度は改正されます。記載は執筆時点のものです。 受験や実務の判断にあたっては、試験実施機関の公式発表および一次資料をご確認ください。