FP技能士(2級・3級)/相続・事業承継

基礎控除と税額計算の学科問題と解説

難易度 3/5

問題

相続税の遺産に係る基礎控除額を求める式として、正しいものはどれか。

  1. 1.3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数正解
  2. 2.5,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人の数
  3. 3.3,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人の数
  4. 4.600万円 × 法定相続人の数

解説

選択肢1が正解。相続税の遺産に係る基礎控除額は「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」で計算します。

たとえば法定相続人が配偶者と子2人の合計3人であれば、3,000万円 + 600万円 × 3 = 4,800万円となります。課税価格の合計額がこの金額以下であれば相続税はかからず、申告も原則として不要です。

2が誤り:これは平成26年12月31日以前の基礎控除額です。平成27年1月1日以後の相続から現行の水準に引き下げられ、課税対象となる相続が大幅に増えました。改正前の数字を使った引っかけです。

3・4が誤り:金額の組合せが誤っています。

法定相続人の数の数え方には、通常の相続とは異なる特則があります。

  • 相続の放棄をした者も、放棄がなかったものとして数に含める
  • 養子の数には制限がある(実子がいる場合は1人、実子がいない場合は2人まで)

いずれも、基礎控除額を意図的に増やす行為を防ぐための規定です。

なお、税制は改正されます。実際の相続にあたっては、その時点の税制を税理士に確認してください。

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