社会保険労務士(社労士)/国民年金法・厚生年金保険法
繰上げ受給・繰下げ受給の択一式問題と解説
難易度 3/5
問題
老齢基礎年金の繰下げ支給に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 1.繰下げによる増額は、受給権者が80歳に達した時点で打ち切られ、以後は本来の額に戻る。
- 2.繰下げの申出をしても、年金額は変わらない。
- 3.繰下げによって年金額は減額される。
- 4.繰下げの申出をした場合、増額された年金額は原則として生涯にわたって継続する。正解
- 5.繰下げの申出は、70歳に達するまでの間しか行うことができない。
解説
選択肢4が正解。繰下げ支給を選択すると年金額が増額され、その増額率は生涯変わりません。一度決まった率が後から戻ることはありません。
1が誤り:年齢による打切りの制度はありません。
2が誤り:繰下げの効果は増額されることにあります。
3が誤り:減額されるのは繰上げのほうです。65歳より早く受け取る繰上げは減額、遅く受け取る繰下げは増額、という方向を取り違えないでください。
5が誤り:繰下げの上限年齢は法改正により75歳に引き上げられました。従前は70歳が上限でしたが、改正後は75歳まで繰り下げることができます。旧制度の数字を使った引っかけです。
繰上げと繰下げはどちらも「生涯続く」点が共通しており、目先の受取額だけでなく総受給額を踏まえた判断が必要になります。試験対策としては、方向(増減)・上限年齢・生涯継続の3点をセットで押さえてください。
根拠:国民年金法28条、国民年金法附則9条の2
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