社会保険労務士(社労士)/労務管理その他の一般常識
育児介護休業法の択一式問題と解説
難易度 3/5
問題
育児・介護休業法に定める育児休業に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 1.育児休業を取得できるのは女性労働者に限られる。
- 2.期間を定めて雇用される労働者であっても、一定の要件を満たせば育児休業を取得することができる。正解
- 3.育児休業は子が1歳に達するまでに限られ、いかなる場合も延長することはできない。
- 4.事業主は、労働者からの育児休業の申出を自由に拒むことができる。
- 5.事業主は、育児休業の期間中も従前どおりの賃金を支払わなければならない。
解説
選択肢2が正解。有期雇用労働者であっても、子が1歳6か月に達する日までに労働契約の期間が満了することが明らかでない場合には、育児休業を取得できます。かつては「引き続き雇用された期間が1年以上」という要件もありましたが、これは撤廃されています。
1が誤り:育児休業に性別の要件はありません。男女いずれも取得できます。加えて、子の出生後8週間以内に4週間まで取得できる**出生時育児休業(産後パパ育休)**の制度も設けられています。
3が誤り:保育所に入所できないなど一定の事情がある場合は、1歳6か月まで、さらに2歳まで延長することができます。
4が誤り:事業主は、要件を満たす労働者からの申出を拒むことができません。育児休業を理由とする不利益取扱いも禁止されています。
5が誤り:育児休業期間中の賃金の支払を事業主に義務づける規定はありません(ノーワーク・ノーペイの原則により、労使で定めがなければ無給となります)。所得の保障は、雇用保険からの育児休業給付によって行われる仕組みです。「労働法が休む権利を保障し、社会保険がその間の所得を保障する」という役割分担を理解しておくと、科目をまたいだ出題にも対応できます。
根拠:育児介護休業法5条、育児介護休業法6条、育児介護休業法9条の2
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