社会保険労務士(社労士)/労務管理その他の一般常識
社会保険労務士法の択一式問題と解説
難易度 3/5
問題
社会保険労務士法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 1.社会保険労務士となる資格を有する者は、登録をしなくても社会保険労務士の名称を用いることができる。
- 2.社会保険労務士は、正当な理由がある場合でなければ、その業務に関して知り得た秘密を他に漏らしてはならない。正解
- 3.社会保険労務士の秘密を守る義務は、社会保険労務士でなくなった後は適用されない。
- 4.特定社会保険労務士でなくても、個別労働関係紛争のあっせん手続の代理を行うことができる。
- 5.社会保険労務士は、依頼を受けた事件について、常に依頼を拒むことができない。
解説
選択肢2が正解。社会保険労務士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を他に漏らし、または盗用してはなりません(社会保険労務士法21条)。違反には罰則があります。
1が誤り:社会保険労務士となるには、資格を有するだけでなく全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿への登録が必要です(14条の2)。登録しないまま名称を用いることはできません。
3が誤り:秘密保持義務は社会保険労務士でなくなった後も同様に適用されます(21条後段)。廃業すれば自由になるわけではありません。
4が誤り:個別労働関係紛争のあっせん手続等の代理(紛争解決手続代理業務)を行えるのは、特定社会保険労務士に限られます(2条1項1号の4以下)。紛争解決手続代理業務試験に合格し、その旨の付記を受ける必要があります。
5が誤り:正当な理由があれば依頼を拒むことができます。社会保険労務士法20条は「正当な理由がある場合でなければ、依頼を拒んではならない」と定めており、正当な理由があれば拒否できるという構造です。「常に拒めない」と言い切る点が誤りです。
根拠:社会保険労務士法14条の2、社会保険労務士法20条、社会保険労務士法21条
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