社会保険労務士(社労士)/労務管理その他の一般常識

労働経済・白書の択一式問題と解説

難易度 3/5

問題

労働経済で用いられる指標に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 1.完全失業率とは、労働力人口に占める完全失業者の割合である。正解
  2. 2.完全失業率とは、15歳以上人口に占める完全失業者の割合である。
  3. 3.有効求人倍率とは、有効求職者数を有効求人数で除して得た値である。
  4. 4.労働力人口とは、15歳以上人口から非労働力人口を除いた就業者のみをいう。
  5. 5.労働分配率とは、売上高に占める人件費の割合である。

解説

選択肢1が正解。完全失業率は、労働力人口に占める完全失業者の割合です。総務省の労働力調査で毎月公表されます。

用語の関係を整理します。

用語内容
15歳以上人口労働力人口 + 非労働力人口
労働力人口就業者 + 完全失業者
完全失業者仕事がなく、仕事を探しており、すぐ就ける者

2が誤り:分母は15歳以上人口ではなく労働力人口です。分母を大きくすると失業率は小さく出るため、指標の意味が変わってしまいます。

3が誤り:有効求人倍率は有効求人数 ÷ 有効求職者数です。求人が求職を上回れば1倍を超え、人手不足を示します。分子と分母が逆になっている点が誤りです。

4が誤り:労働力人口は就業者だけではなく、完全失業者も含みます。働く意思と能力があって労働市場に参加している人全体を指すためです。

5が誤り:労働分配率は、付加価値に占める人件費の割合です。売上高ではありません。生み出した価値のうちどれだけが働き手に配分されたかを見る指標です。

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